第17回尼崎性教育講演会が開催されました!

7/11に無事に終えることができました。当日は医療関係者や教育関係者など102名の方々に参加いただきました。

特別講演Ⅰは東京医療保健大学の鶴岡尚子先生による「知的障害や発達障害のある子どもたちへの性教育―保健室での個別学習の経験から見えてきたことー」についてお話しいただきました。

講演では特別支援学校での性教育の現状や、鶴岡先生が教育の現場で実際に用いているパスポートメニューなど『そうなんだ〜』と納得・感心する内容ばかり。

「障害があることでいろんなことを諦めないといけない」のではなく、「障害のある若者の誰もが性的な存在であり、セクシュアリティを楽しむ権利を持つ」子どもたちに伝える鶴岡先生の熱すぎる熱意が伝わってきました。

特別講演Ⅱでは女性クリニックWe! TOYAMAの代表である種部恭子先生が「災害とジェンダー」をテーマに富山県からオンラインで講演いただきました。202411日に発生した能登半島地震の詳細や、災害時に設置される避難所開設や運営に対する課題、災害と性暴力についてお話しいただきました。避難所では性被害・性暴力などが起こりやすい状況でありながら、災害時には生命・生活機能維持が優先されるため『社会が性暴力を容認している』といったお言葉が印象的でした。